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2005-05-02

たしかに無断転載だけれど

入試の「赤本」真っ青?著作権クレーム 損害賠償訴訟(アサヒ・コム)。入試の過去問題集というのは、問題はあくまで引用(従)であって、それに対する解説が本編(主)なのだ――という見解を以前にどこかで読んだこともある。(なお、入試問題での著作物の使用じたいは著作権法で明快に認められている。これは当然だろう)

著作者たちの立場からみれば、「赤本」などはなるほど無断転載にあたるのかも知れない。かれらの主張も一理あるだろう。しかし、あまりに懐がせますぎると思う。入試問題をとおして初めて知った著者がいて、受験生はじっさいにその著者の本を探して読むことはけっこうあるのである。私の場合、かつてセンター試験で出題された「アカシヤの大連」は、小説の美しさにひかれて全文をもとめた。

だから、今回のような著作者たちは、そんな読者獲得の場をみずから放棄しているようなもので、じつに大きな損していると思う。私のようなひねくれた受験生なら、そういう著者の名前は強く記憶にとどめ、こんご断じて読まぬようにすらするかも知れないぞ。

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