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2007-03-08

医師国家試験で出題ミス

大学入試などでは出題ミスがあるとマスメディアがけっこう大きく扱う。つい最近も、三重大の化学でミスがあって569人全員を正解にした、と報じられていた。試験の公平性が受験生はむろん、受験生以外の世間一般からもひろく求められている、その反映かも知れない。

医師国家試験にも毎年のように出題ミスがある。しかしわたしの知るかぎりでは、医師国試の出題ミスが報道されたことはないようだ。これはなぜだろうか。いやしくも国家試験における出題ミスなのだから、新聞社などに大学入試とせめて同程度にはとりあげてほしいものだと思う。

わたしの独断と偏見もはいるが、出題ミスが報じられないのをいいことに、毎年こりずに出題ミスを連発している気がしてならないのだ。テレビや新聞が1度とりあげたら、出題者はもっと慎重になると思うのだが。

昨年の第100回医師国家試験の場合、採点された500問のうち実に8問もが出題ミスであった。出題ミス率1.6パーセント。こんなに出題ミスの多い国家試験が、はたして他にあるのだろうか。

8問の内訳は以下のとおり――。3問は「問題として不適切であるため採点対象から除外する」▽2問は、本来あってはおかしい「複数の正解肢があるため」に、けっきょく複数を正解とした▽必修問題の3問は「問題として適切であるが、必修問題としては妥当でないため」除外した。とくにこの最後の「問題として適切であるが」の言い訳はあまりに苦しく、「必修問題としては妥当でない」問題を必修問題に出した時点で、出題ミスというしかないではないか。

医師国家試験は、こんな出題ミスだらけという側面もたしかにもっている。そういう試験なのだ。

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